平成27年3月1日(日)、熊本機能病院市民塾ホールに於きまして、「第5回スキルアップ講習会」を開催いたしました。
今回は、16 名の方々にご参加いただきました。まずは、熊本機能病院理学療法士の東利雄先生より、「スポーツ指導者に求められる法的責任」と題して、ボランティア活動時であ
っても、気を付けておきたい法的な責任について、お話しいただきました。
プロ・アマを問わず、安全配慮義務に注意し予想される危険を可能な限り回避できる様、しっかりとしたリスク管理をし、安心して活動できる環境を整えることが大切であること
や、スポーツ指導の際の体罰のとらえ方まで、実例を交えてお話しいただきました。
実際にアスレティックトレーナーとして活動されていらっしゃる東先生のお話しという事で、参加者の方々も熱心にメモを取られる姿も見られました。
二コマ目はパラリンピック種目であるボッチャについて、皆さんと一緒に勉強しました。
ゲームの手順から用具・クラス説明などを勉強した後、大まかなルールや点数のカウント方法、良くあるヴァイオレーションなど、実際に行う際によく起こり易い内容を中心に行
いました。その後、北京パラリンピックでの実際の競技映像を見ながら、ランプの使用についてやアシスタントや審判(線審含む)の動きなどを確認しました。それと同時に各選
手の高度なテクニックに驚きの声を上げながらの講習会となりました。
今回の講習会を契機に、指導員の皆さんが安心して指導に関われる様、リスク管理の意識向上とともに、ボッチャにおいては熊本県内での普及に繋げていければと思います。