ボッチャの紹介と体験を、教室形式で実施してきました。職員研修も兼ねているとのことで、職員の方々も数多く参加していただきました。
初めに、ボッチャについて概要説明を行いましたが、ボッチャという言葉は聞いたことがあっても、実際に見たことや実施したことはない方ばかり、職員の方々も見たことがないという方がほとんどでした。
まずは説明の後、皆さんに実際にボールを触っていただき、感触を確かめていただいた後、コートの両サイドから、適当な場所に置いた最寄りのジャックボール(3個)をめがけて投げていただきました。遠くまで投げることが可能な方とそうでない方の差も大きく、ランプを使用したりしながら数回投球練習を行った後に、実際に3対3のチーム戦を行いました。ジャックボールは関係なく、ボールを投げるだけで楽しんでいただいている方や、ランプを使ってしっかりと狙いを定めて実施される方など、様々な反応が見られました。
最後は、職員の方同士でもチーム戦を行い、実際の難しさや楽しさを体験していただきました。
今回は職員の方々の協力もあり、スムースに進めることができました。また、職員の方からは、「普段は、ああいった集まりには出て来られない方(頸髄損傷の方)が、今日は参加されていたので驚いた。」という声も聞かれ、非常に有意義な教室になったのではないかと思われました。今後は、教室内容の充実と共に広く教室を展開していき、重度四肢麻痺者のスポーツ参加促進を行っていく必要性をあらためて感じました。